MUSIC AWARDS JAPAN 2026が全編YouTubeで公開されたことを記念して、今回はpart2として藤井風の「Prema」パフォーマンスをさらに深掘り解説していきます!
MUSIC AWARDS JAPAN 2026の大トリを飾った藤井風の「Prema」パフォーマンスは、まさに唯一無二の圧倒的なインパクトだった。「あなたは愛そのものであり、神そのものである(You are love itself / You are god itself)」——そんなスピリチュアルで壮大な世界観が、圧倒的なスケールで眼前に広がっていく。
今回のステージは、日本のファンへ最高の恩返しを届けるため、本人の強いこだわりによって実現した一夜限りの夢のオールスター編成。いつもの最高なバンドメンバーに加え、日本のジャズ界の最前線で活躍する超実力派のブラス隊3名が集結。そして、日本最高水準の歌唱力を誇る、稲泉りん、たかはしちひろ、Mayowaという豪華コーラス隊。思わず「せっかくならシャイ・カーターとARIWAも加わった5人編成も見たかった!」と贅沢な妄想をしてしまうほどの超・豪華仕様だ。
それはオリジナル音源を超えてしまうほどのクールなブラスアレンジで始まった。途中で入るDURANのチョーキング。この時点で音が別次元!宮川純のオルガンが「何なんw!」と叫びたくなるほど弾み、跳ねる。
超オーバーサイズのブラックスーツを完璧に着こなした立ち姿は、数多のラグジュアリーランウェイの“正解”を見せてもらった気分だ。
歌い始め”ぺこん”とお辞儀する風さん。これ毎回です。そして一小節目からフェイク連発。コーラスとの親和性が凄い。ハンドサインからのサングラス外し、不敵な笑い声からの、「Open up my third eye」で右手を開くポーズで思わず卒倒。フジロックのカメラでは捉えきれなかった、ファン歓喜の瞬間。
本番中に髭を剃るという小さなアクシデント(?)も、一見気まぐれに見せて、すべてはきっと計算尽く。「ただただ観客を少しでも楽しませたい」という、彼の天性のエンターテイナーとしての優しさだと思う。
圧巻だったのは後半。渾身の鍵盤連打による激しいピアノブリッジから、伸びやかな地声での転調、そして怒涛のフェイクへ。声の出方も完璧そのもの。コーラス隊との芸術的な絡み合いからの馬場智章が見せた獅子奮迅のソロは、まさに『BLUE GIANT』の宮本大とオーバーラップするほどの熱演!その時の両サイドの広瀬未来と池本茂貴の立ち姿も絵になる。かっこいいです!!
そして迎える、衝撃的なエンディング。唐突で儚く切ない人生の終わりを感じさせる余韻を残し、神はまさに昇天した。静謐からの大喝采が、このパフォーマンスの傑出性を物語っていた。
終焉後の彼のインタビューで「正直、何をやったか覚えていない」と語ったところまで含めて完璧、本当に素敵な人。完全にゾーンに入っていた証拠だろう。
こんなステージもう再現できない。おそらくMAJの歴史上、後にも先にもこれ以上のライブは見られないのではないかと思わせる、永遠に語り継がれるべきパフォーマンスだった。
これは是非とも、全編を観た流れで観るのを強くお勧めさせていただきます。

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